ドジャース 5月個人成績&独自に選ぶ月間MVP~投手編~

2025年 まとめ

 5月の個人成績を振り返り、投手・野手別に月間MVPを勝手に選んでいきたいと思います。今回の投稿は投手編です。

  試合勝利敗戦セーブイニング奪三振防御率WHIP
SP山本由伸531030.0323.000.80
SPL・ナック522026.2273.711.24
SPD・メイ523028.1364.451.24
SPT・ゴンソリン521025.0235.401.56
SPC・カーショウ300011.064.911.55
SP佐々木朗希21009.048.001.67
RPB・カスパリウス810014.2192.451.02
RPA・ベシア1210110.1123.481.26
RPA・バンダ1111012.1113.651.54
RPJ・ドライヤー1001013.0112.081.08
RPL・ガルシア1110011.094.912.00
RPM・サウアー500114.093.210.79
RPL・トリビーノ50006.271.351.20
RPK・イェーツ60115.079.001.80
RPJ・ロブレスキー11004.040.000.25
RPJ・P・ファイアライゼン20102.0213.504.50
RPE・フィリップス20012.020.001.50
RPY・ゴメス10000.1181.009.00
RPR・ルートス10001.0118.004.00
RPC・ストラットン10001.019.001.00
RPB・ミラー10002.004.502.00
CLT・スコット1201210.2147.591.31

 先発:先発投手は、4月月間MVPを受賞した山本がエースとしての投球を見せ、故障明けのメイもローテーションを守っています。一方で、4月にスネル、グラスナウがIL入りしたのに続き、佐々木朗希投手も右肩インピンジメントによりIL入りしました。千葉ロッテ時代から年間通して投げたことはないため、耐久性に懸念がありましたが、MLB初勝利を挙げた矢先に離脱となってしまいました。
 故障者が続出する中で、4月30日にゴンソリン、5月17日にはカーショウが復帰しました。ただし、5月の防御率を見ると、ゴンソリンは5.40、カーショウは4.91と絶好調には程遠い数字になっています。特にカーショウは奪三振率の低下、与四球率の増加があり、不安定な投球が続いています。実績のある投手なだけに、復調に期待したいところです。

 ブルペン:メディアでも報道されているように、先発投手の投球回数がMLB最小であり、ブルペンに負担がかかっています。しかし、先発投手以上にブルペンも故障者が続出しています。開幕からフル回転していたイエーツが18日に右太もも裏の故障で離脱すると、IL入りしていたフィリップスは右ひじの手術で今季絶望となりました。開幕前は全員がクローザー級だと思われていたブルペンでしたが、故障者がが相次ぎ、重要な場面を任せられる投手が限られる事態になっています。ベシア、スコットは5月は12登板と過多気味で、疲れが見えて打ち込まれる悪循環になっています。特にクローザーのスコットはセーブ機会が5回に対してセーブ数は2と失敗が目立ち、昨年見られた支配力が影を潜めています。そんな中、4月に続いてカスパリウス、ドライヤーといった終盤から回跨ぎまで任せられた若手投手の健闘がチームを助けました。
 コペック、イエーツといった勝ち試合を任せられる投手の復帰も近いようで、ブルペンの負担を分散できるでしょうか。

B・カスパリウス 8登板 1勝0敗 防御率2.45 WHIP1.02 14.2回 19奪三振

 5月もエースの働きを見せた山本もチームに大きく貢献しましたが、今回はブルペンでチームを支えたカスパリウスを選出させていただきました。5月5日のマーリンズ戦では、ブルペンデーで2回から登板すると、4イニングを1失点で抑え、勝ち投手となります。20日のダイヤモンドバックス戦では、1点リードの8回2アウト満塁の緊迫した場面でマウンドに上がると、三振でピンチを凌ぎます。このように、ロングリリーフからセットアッパーまで様々な場面で登板し、チームを助けました。
 カスパリウスは昨シーズン終盤にデビューし、今シーズンも新人王の資格が残っている26歳の右腕。平均96マイル(154キロ)の4シーム、スイーパーを武器に、カットボール、カーブも織り交ぜながら投球イニングを超える奪三振数を挙げています。開幕当初はメジャーに残るか当落線上でしたが、今やチームに欠かせない存在となっています。シーズン終盤に新人王候補となるような活躍が今後も期待されます。

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