ドジャース 3・4月個人成績&独自に選ぶ月間MVP~投手編~

2025年 まとめ

 3・4月の個人成績を振り返り、投手・野手別に月間MVPを勝手に選んでいきたいと思います。今回の投稿は投手編です。

  試合勝-敗セーブイニング奪三振防御率WHIP
SP山本由伸63-2034.0431.061.00
SP佐々木朗希60-1025.1203.551.42
SPT・グラスナウ51-0018234.501.28
SPD・メイ51-1027.1223.951.24
SPL・ナック31-008.277.271.73
SPB・スネル21-009.042.002.00
SPB・ミラー10-003718.003.00
SPJ・ロブレスキー10-105414.402.20
SPT・ゴンソリン11-006.094.501.00
RPK・イエーツ163-1013.2242.631.10
RPA・ベシア160-0114.2233.071.16
RPL・ガルシア151-0015.0144.201.47
RPA・バンダ143-0013.194.051.13
RPJ・ドライヤー132-1017.1213.631.10
RPB・カスパリウス113-0021.2232.910.92
RPB・トライネン80-228.0103.381.38
RPE・フィリップス50-003.240.000.82
RPN・デービス30-102.2310.131.88
RPM・サウアー21-006.242.701.20
RPY・ゴメス20-014.059.002.25
CLT・スコット150-0815.0142.400.93

 先発投手は山本、佐々木、グラスナウ、スネル、メイで開幕しました。山本はNLリーグ投手部門で月間MVPに輝く大活躍、佐々木、メイは調子に波がありながらもローテを守りました。一方、エース級の活躍が期待されていたグラスナウ(右肩痛)とスネル(左肩痛)は早くも故障でIL入りしました。代役として起用されたナック、ロブレスキー、ミラーはどれも期待に応えられず、ブルペンに負担がかかる展開が目立っています。そんな中、2022年に16勝を挙げたゴンソリンが復帰し、2023年以来の勝ち星を挙げました。
 ブルペンはスコット、イエーツを加えて盤石な体制かと思われました。しかし、故障者が続出し、苦しいやりくりになっています。新加入のスコットが主にクローザーとして起用されて8セーブを挙げ、ベシア、イエーツはチームが消化した31試合の過半数の16試合に登板しています。また、ロングリリーフもできるルーキーのドライヤー、2年目のカスパリウスといった投手の活躍も見逃せません。

山本由伸 6試合 3勝2敗 投球回数34.0 43奪三振 防御率1.06 WHIP1.00

3・4月のナショナルリーグ投手部門MVPに選出され、文句なしで選出させていただきました。6試合に先発し、3勝2敗、防御率は両リーグトップの1.06の成績を残しました。月間MVPは自身初、日本人投手では5人目の快挙です。
 特に圧巻だったのは、4月18日に敵地で開催されたレンジャース戦でした。相手投手は2回サイヤング賞に輝いたデグローム。初回にドジャースがエドマンの先頭打者本塁打で1点を先制するも、その後デグロームは全盛期のようなピッチングで追加点を与えません。山本は初回先頭からセミエン、シーガーと連続三振を奪うと、2・3・4回は得点圏にランナーを背負いながらもピンチを凌ぎます。4シームを軸にスプリット、カーブ、スライダー、2シームを投げ分けて相手に的を絞らせませんでした。山本は7回を102球5安打無失点10奪三振としてデグロームに投げ勝ち、ドジャースが終盤にダメ押しの得点を挙げて3-0で勝利しました。
 4月25日のパイレーツ戦では、昨年新人王のスキーンズとの投げ合いでは5回3失点(自責点1)で敗れたものの、好投手とのマッチアップが続くタフな試合でも素晴らしい結果を残しています。昨年のプレーオフは素晴らしい投球でWS制覇に貢献し、今シーズンも開幕から安定したパフォーマンスで、すっかりとリーグを代表する投手になった印象です。シーズン序盤ですが、日本人初のサイヤング賞獲得を期待せずにいられません。

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