MLBの7月はオールスターを挟み、後半戦に突入しました。各チームはおよそ全日程の3分の2を消化し、トレード期限も迎えて、優勝争いが本格化しています。
ドジャースは月間10勝14敗と負け越し、2位のパドレスに3ゲーム差にまで迫られています。今回の投稿では、ドジャースの7月を振り返っていきます。
7月終了時点の順位表&チーム成績
W-L | 勝率 | ゲーム差 | |
LAD | 63-46 | .578 | – |
SD | 60-49 | .550 | 3 |
SF | 54-55 | .495 | 9 |
AZ | 51-58 | .468 | 12 |
COL | 28-80 | .259 | 34.5 |
日付 | 対戦相手 | 勝敗 | スコア | 先発投手 |
7/1 | CWS | 〇 | 6-1 | 山本 |
2 | CWS | 〇 | 5-4 | カーショウ |
3 | CWS | 〇 | 6-2 | メイ |
4 | HOU | ● | 1-18 | カスパリウス |
5 | HOU | ● | 4-6 | 大谷 |
6 | HOU | ● | 1-5 | シーアン |
7 | @MIL | ● | 1-9 | 山本 |
8 | @MIL | ● | 1-3 | カーショウ |
9 | @MIL | ● | 2-3 | グラスノウ |
11 | @SF | ● | 7-8 | メイ |
12 | @SF | 〇 | 2-1 | 大谷 |
13 | @SF | 〇 | 5-2 | 山本 |
18 | MIL | ● | 0-2 | グラスノウ |
19 | MIL | ● | 7-8 | シーアン |
20 | MIL | ● | 5-6 | カーショウ |
21 | MIN | 〇 | 5-2 | 大谷 |
22 | MIN | ● | 7-10 | 山本 |
23 | MIN | 〇 | 4-3 | グラスノウ |
25 | @BOS | 〇 | 5-2 | シーアン |
26 | @BOS | ● | 2-4 | カーショウ |
27 | @BOS | ● | 3-4 | メイ |
28 | @CIN | 〇 | 5-2 | 山本 |
29 | @CIN | 〇 | 5-4 | グラスノウ |
30 | @CIN | ● | 2-5 | 大谷 |
8年ぶりの7連敗…
ドジャースは7月の4日から11日にかけ、2017年に11連敗して以来、8年ぶりの7連敗を喫しました。4日の本拠地アストロズで1‐18で大敗したことが悪夢の始まりでした。アストロズとの3連戦は投手が踏ん張れずに3連敗すると、続くブルワーズ3連戦は強力投手陣の前に打線が沈黙して3試合でわずか4得点で3連敗。11日のジャイアンツ戦は久しぶりに打線がつながって7点を奪いますが、シーソーゲームに競り負けて7連敗となりました。連敗が止まった後も悪い流れを切れませんでした。特にブルワーズには6戦全敗で、プレーオフで対戦する可能性もある相手に圧倒されてしまいました。
7月は投打とも不調で、特にブルペンはスコットが離脱し、勝ち試合で固定して登板するのはベシアのみと崩壊状態。打線もMVPトリオが不振から抜け出せず、6月好調だったマンシーが怪我で離脱と得点力不足に苦しみました。
しかし、8月以降に向けて好材料もあります。先発投手は、大谷、シーアンに次いでグラスノウが復帰し、スネルも8月には復帰予定で、メイを放出するほど数に余裕が出てきました。佐々木も8月には実戦形式で登板する予定になっています。ブルペンもベテラン右腕のトライネンが復帰し、スコット、コペック、グラテロールも今期中の復帰が見込まれ、戦力の上積みがありそうです。
攻撃面でも、マンシーが予想より早く回復し、8月には復帰することができそうです。それに加え、7月不調だったMVPトリオが復調することが最大の戦力アップになるでしょう。