5月の個人成績を振り返り、投手・野手別に月間MVPを勝手に選んでいきたいと思います。今回の投稿は野手編です。
5月 打撃成績
ポジション | 試合 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | OPS | |
W・スミス | C | 22 | 27 | 2 | 13 | 0 | .370 | 1.018 |
D・ラッシング | C | 7 | 6 | 1 | 7 | 0 | .273 | .759 |
A・バーンズ | C | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | .100 | .300 |
F・フリーマン | 1B | 27 | 43 | 4 | 21 | 0 | .410 | 1.100 |
M・マンシー | 3B | 25 | 20 | 5 | 26 | 2 | .250 | .851 |
M・ベッツ | SS | 25 | 25 | 4 | 12 | 3 | .258 | .738 |
M・ロハス | IF | 18 | 7 | 1 | 3 | 0 | .171 | .477 |
K・ヘルナンデス | IF/OF | 22 | 15 | 2 | 5 | 0 | .300 | .824 |
キム・ヘソン | IF/OF | 21 | 19 | 2 | 7 | 4 | .422 | 1.058 |
T・エドマン | IF/OF | 11 | 9 | 0 | 4 | 0 | .225 | .587 |
C・テイラー | IF/OF | 10 | 3 | 0 | 1 | 0 | .158 | .421 |
A・パヘズ | OF | 26 | 28 | 4 | 22 | 3 | .259 | .690 |
M・コンフォルト | OF | 24 | 14 | 1 | 4 | 0 | .194 | .643 |
T・ヘルナンデス | OF | 15 | 15 | 1 | 10 | 1 | .273 | .740 |
J・アウトマン | OF | 9 | 3 | 2 | 4 | 0 | .125 | .597 |
大谷翔平 | DH | 27 | 34 | 15 | 27 | 2 | .309 | 1.180 |
開幕から好調の攻撃力は5月も健在でした。大谷が月間本塁打のチームタイ記録となる15本塁打の活躍でナ・リーグの月間MVPに輝き、フリーマンも月間打率が4割を超える大暴れでした。スミスも引き続き好調で、チームメイトのフリーマンと首位打者争いの上位に名を連ねています。さらに、4月低調だった下位打線では、マンシーが月間OPSを.851、チーム2位の26打点と調子を上げてきました。
新戦力の台頭もありました。今季KBOより獲得したキム・ヘソン内野手が初昇格すると、主に下位打線を打ちながら月間打率.366といきなり活躍を見せました。さらに、チームの有望株だったダルトン・ラッシング捕手が昇格すると、勝負強い打撃でチームに貢献しています。
春先から打撃好調だったT・ヘルナンデス、エドマンが故障で離脱するアクシデントに見舞われながらも、長期離脱とはならずベストメンバーを組むことができる見込みです。6月以降も苦しい投手陣を得点力でカバーすることが求められそうです。
独自に選ぶ月間MVP
大谷翔平 27試合 打率.309 本塁打15本 27打点 OPS1.180 2盗塁
毎年6月に絶好調を迎える大谷ですが、今年は5月から量産モードに入り、15本塁打を放ってナショナルリーグの月間MVPに選出されました。
4月後半から調子を上げていた大谷は、3日のブレーブス戦では佐々木朗希のMLB初勝利を援護する今季8号ホームランを放ちます。続くマーリンズ3連戦、ダイヤモンドバックス4連戦では2本づつとハイペースでホームランを量産。特に9日のダイヤモンドバックス戦では、9回に勝ち越し3ランを放って14対11の打撃戦に終止符を打ち、ホームランを確信して大きく両手を広げるシーンは印象的でした。さらに14日のアスレチックス戦では先頭打者本塁打、15日は自身のボブルヘッドデーで2本塁打とさらにペースアップ。16日のエンゼルス戦でもホームランを放ち、3試合連続ホームランとします。5月後半も好調を維持し、25日のメッツ戦では千賀から先頭打者本塁打、翌26日のガーディアンズ戦でも2試合連続の先頭打者本塁打と手が付けられない状態でした。27日のガーディアンズ戦では3試合連続、さらにMLB一番乗りとなる20号ホームランを放ちます。締めくくりは30日のヤンキース戦。昨年のワールドシリーズの再戦、ジャッジとの共演として注目を集めたゲームでしたが、1回表にジャッジがホームランを打つと、その裏には大谷が先頭打者本塁打をセンターバックスクリーン左に打ち返します。さらに3点ビハインドの6回にはジャッジの頭上を越すこの試合2本目のホームランでチームの逆転を呼びました。
5月を終えた時点で22本塁打は昨年のシーズン54本塁打を上回るペースで、3年連続の本塁打王、60本塁打の大台とさらに期待が高まります。また、投手としても復帰に向けて準備が進められており、いよいよドジャース移籍後では初めて二刀流の活躍を見ることができそうです。