開幕直前 2025年MLB順位予想 NL編

2025年のメジャーリーグはドジャースとカブスの東京シリーズで一足早く開幕しました。日本時間28日にはアメリカ本土でも開幕を迎えました。今回は、2025年の順位を予想していきます。今回はナショナルリーグ編です。

東地区
1 フィリーズ
2  ブレーブス(ワイルドカード)
3  メッツ(ワイルドカード)

4  ナショナルズ
5  マーリンズ

 昨年プレーオフに進出した上位3チームが今シーズンもハイレベルなデッドヒートを繰り広げることになりそうです。フィリーズは投打にスター選手を揃え、主力選手については昨シーズンと同じような顔ぶれとなっています。夏場以降はやや失速しましたが、一時はMLB最高勝率をマークしていた強さは今シーズンも続きそうです。ブレーブスは2024年の戦前予想では地区優勝の筆頭候補でしたが、エースのストライダー、主砲のアクーニャjrを怪我で欠き、主力選手も軒並み成績を落として2位に終わりました。戦力としてはフィリーズに見劣りせず、主力選手の状態次第では優勝も十分ありそうです。メッツは昨シーズン予想外の快進撃を見せ、リーグ優勝決定シリーズに進出しました。今オフはFA市場の最大の大物であったソトを獲得し、さらにFAとなったアロンソが残留して攻撃力のアップに成功しました。一方、ローテ入りが期待されたモンタスやマナエアが出遅れとなり、先発投手がコマ不足となった状態で開幕となることが懸念材料でしょう。ナショナルズは昨シーズンデビューしたクルーズなど若手の成長がありますが、上位に食い込むほどではなさそうです。マーリンズは今シーズン復活を期すエースのアルカンタラにトレードの噂が出るなど、再建が続くシーズンとなりそうです。

中地区
1 ブルワーズ
2  レッズ
3  カブス
4  カーディナルス
5 パイレーツ

 圧倒的なチームがなく、混戦が予想されます。ブルワーズはクローザーのウィリアムズ、ショートのアダメスが移籍し、戦力がダウンすると思われます。しかし、毎年のように主力を欠きながらも選手が出てくるのがブルワーズです。若手の台頭などにより、3年連続の地区優勝を飾ると予想します。2位に挙げたレッズは名称のフランコーナ監督を迎え、プレーオフ進出を果たせるのか注目されます。グリーン、デラクルーズと投打の軸が成長しているため、それに続く選手の成長が期待されます。カブスはトレードでタッカーを獲得するなど勝負をかけるシーズンになります。昨シーズン15勝した今永、健康ならリーグ屈指の強打者である鈴木の2人の日本人選手は中心選手として期待されており、チームの順位に大きく影響しそうです。カーディナルスはヘルズリー、アレナドら主力の放出が噂されましたが、トレードは成立せず、再建とも勝負とも言えない中途半端なオフとなってしまいました。トレード期限前に再度トレードの噂が再燃する可能性もありそうです。パイレーツは新人王を獲得したスキーンズを中心に若い投手が台頭してきています。一方で、打線が弱点であり、投手陣を援護できるかが課題となりそうです。

西地区
1 ドジャース
2  ダイヤモンドバックス(ワイルドカード)
3  パドレス
4  ジャイアンツ
5  ロッキーズ

 王者ドジャースをダイヤモンドバックス、パドレスが食らいつけるかどうかの展開となりそうです。ドジャースは2024年にワールドシリーズを制覇しましたが、補強の手を緩めることなく、スネル、佐々木、スコットらを獲得しました。今シーズンも世界一の本命でしょう。ダイヤモンドバックスは2021年のサイヤング賞投手、バーンズを獲得しました。2024年の得点はリーグ1位であり、投手陣の出来次第では地区優勝争いに絡むでしょう。パドレスはお家騒動もあり、なかなか補強が進みませんでした。それでも、スターぞろいの主力選手の顔ぶれは健在です。ジャイアンツは黄金期を支えた名捕手ポージーをフロントに迎え、チームの立て直しを図ります。大型遊撃手アダメスを獲得するなどチーム力をアップさせました。ロッキーズは101敗を喫した昨シーズンに続いて苦戦が予想されます。

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