ドジャース 佐々木朗希を獲得 契約について 今季のローテーションは?

2024‐2025ストーブリーグ

NPBの千葉ロッテからポスティングシステムを利用してMLB移籍を目指していた、佐々木朗希投手(23)が自身のInstagramでドジャースとマイナー契約を結んだと発表しました。契約に至るまでの経緯をまとめ、今季のローテーションを予想します。

国際FAについて

 今回の佐々木朗希投手のポスティングには、国際FA制度が適用されました。国際FAは、アメリカ、カナダ、プエルトリコ以外で16歳以上・25歳未満の選手が対象になります。23歳の佐々木投手は国際FAの対象となり、昨年の山本由伸投手のように大型契約を結ぶことはできず、マイナー契約からのスタートになります。とはいえ、1年目からメジャー契約となって開幕から出場することは可能です。実際に大谷翔平選手も同じく国際FAでエンゼルスと契約し、開幕前にメジャー契約となっています。
 MLB全30球団には国際FAに使用することのできるボーナスプール(契約金に費やせる総額)が設定されています。2025年度は各球団に最少514万6200万ドル~最多755万5500ドルの枠が設定され、その中で選手と契約することになります。(ボーナスプールを誰にどの程度使うのかは決められていません。そのため、今回の佐々木投手の契約のようにボーナスプールの大半を1人の選手に払うことも可能です)ボーナスプールは他球団からトレードで獲得することが可能で、最大で枠の60%まで増額することができます。このように、ボーナスプールには上限が設定されているため、球団の財力に関係なく有望な選手と契約することのできる制度となっています。

 日本時間の12月10日にポスティング公示されました。45日間の交渉期間が設けられ、1月24日が契約の期限となります。交渉解禁後、約20球団が接触し、8球団が面談をおこなったと報道されました。面談をおこなったのは、ドジャース、パドレス、ブルージェイズ、カブス、ヤンキース、メッツ、レンジャース、ジャイアンツの8球団で、レッドソックス、フィリーズは面談をできなかったとされています。
 国際FAの選手が契約可能な1月15日に近づくとチームが絞られ、ドジャース、パドレス、ブルージェイズの3球団が最終候補に残ります。日本時間17日にはパドレスの脱落が報じられ、いよいよ2球団に絞られます。そんな中、ブルージェイズはボーナスプール枠を拡大させるトレードをおこない、佐々木獲得に向けて全力を尽くす姿勢を見せます。最終的には18日に佐々木本人のInstagramでドジャースに入団することが発表され、今回の佐々木獲得競争は幕を下ろしました。

 ドジャースは佐々木投手を獲得する前から6人制ローテーションを導入する予定でした。NPB時代にも年間通して投げたことのない佐々木にとっては、間隔をあけて登板できることは追い風になりそうです。
 現時点でのローテーションは以下のように予想しました。健康状態に問題がなければ、MLB最高最強級の投手陣でしょう。佐々木以外にも耐久性に不安のある投手が多いため、間隔をあけたりローテーションを飛ばしたりしながら運用することになりそうです。

2025年ドジャース 先発ローテーション候補

◎ B・スネル
◎ 山本由伸
◎ T・グラスナウ
◎ 大谷翔平     【復帰は5月以降?】
〇 T・ゴンソリン   【故障明け】
〇 D・メイ      【故障明け】
〇 佐々木朗希
〇 C・カーショウ   【現在FA 再契約?】
△ L・ナック
△ B・ミラー
△ J・ロブレスキー

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